リンパドレナージュの資格取得者の傾向とは?

ひと口にリンパドレナージュと呼ばれる資格でも、医療系から美容系まで、さまざまな資格があります。

 

医療系の資格では、『リンパ浮腫療法士』『医療リンパドレナージセラピスト』など。美容系と区別をつけるため、“医療”の2文字が資格名称にプラスされているものが多いとはいえ、必ずしもその限りではなく、「リンパドレナージセラピスト」という資格の認定要件は、医師・看護士・理学療法士・作業療法士となっています。

 

医療関係者は、主に、がん手術や脂肪吸引後の患者さんに起こったリンパ浮腫の改善をはじめ、脱臼、リウマチ疾患、また、妊婦さんや出産後の浮腫・静脈瘤、乳房のケアなど、「複合的理学療法」の技術を体得するために学びます。

 

現在、介護・福祉関係者のリンパドレナージュ系の資格取得も増えています。障害者への補完代替医療や、高齢者の身体に優しくマッサージを施すことによるヒーリング効果が注目されているのです。

 

特殊な例としては、『リンパ浮腫セラピスト』の資格があります。認定要件は「家族にがん患者がいる人」。家族に、リンパ浮腫に苦しむがん患者がいる人に、リンパドレナージュの知識と技術を体得し、家族のためのケアを実践してもらおうというものです。

 

美容系の資格取得者では、美容系のリンパドレナージュの資格では、『リンパケアセラピスト』『プロセラピスト』などがあります。

 

エステティシャンが資格取得を目指すことも、少なくありません。エステにおけるリンパドレナージュは、リンパ液の流れを改善してむくみを取り除き、血行促進効果によって、冷え性や肌荒れまでも改善することを目的とします。

 

医療、福祉、美容。分野は異なれど、リンパドレナージュは、施術を受ける人々の心身に癒しを与え、生きる力や自己治癒力までも引き出すなど、彼らのQOLを高める作用を持っています。

 

リンパドレナージュが、医療関係者だけでなく、美容関係者にも強い関心を持たれ、資格取得者が増えている所以はそこにあるのです。